お初天神 骨董市 赤い棗 と ウサギの香合
2012年 05月 08日
昨日にひきつづきの 茶箱一式のナカミです。
赤い棗は小ぶりなつくりですが、
木地に赤いウルシで ほんにカイラシ。。。
赤いイロも はんなりした、
晴れやかさのなかにも落ち着きのあるイロアイです。
ウサギの香合は どうやら未使用のように見うけます。
耳と耳のあいだのセナカに ミドリの点がハイッテいます。
アクセントにつけはったんやろか・・・
釉薬のかげんでたまたま発色したんやろか・・・
うまいぐあいに イイイロがでてるとオモイマス。
これも銘もなにもありませんが 京焼でしょう。
黒いオメメが なんともツブラナかんじです。
若いお嬢さんのモチモンとして 吟味して そろえられたんでしょう。
とくに高価なものということではないのでしょうが
昭和のはじめの
お茶をたしなまれるような御家のお母様が
お嬢さんのために たのしげにイロイロえらんで
そろえられた様子がしのばれます。
どれもイヤミのない 上品なモノがソロエラレテいます。
骨董として銘のある立派なものでウツクシイものがたくさんあって、
それはそれで いいなぁ・・とオモイマス。
でも、くらしのなかで 身の丈にあったウツクシイモンをえらんで
たのしんでおられたカタのノコサレタモノをひきつげるということも
ほっこりウレシイもんやなぁ・・とオモイマス。